資金調達データ
- 配信日2025年6月16日 10時30分
ニュースの概要
三井住友フィナンシャルグループ(SMBCグループ)とSBIグループは、総合金融サービス「Olive」において新たな資産運用サービスを提供するために業務提携を結びました。この提携は、2025年度内に開始される予定の新共同サービスを開発するもので、両グループの強みを活かしたサービスを提供することを目指しています。特に、Oliveは資産運用の利便性を高めるため、SBI証券のネット証券機能とSMBCグループの有人コンサルティング機能を組み合わせた「フレキシブルコンサルティング」を提供します。
具体的には、Oliveには新たに「Olive Infinite」というサービスが加わり、決済と資産運用が一体化されたサービスを提供します。また、「Olive Infinite」による新しい決済サービスとして、国内初の「Visa Infinite」が採用され、プレミアムな体験を提供するための特典も充実しています。
提携の背景には、デジタル化の進展に伴う顧客のニーズの多様化があります。顧客はデジタル取引を好みつつも、困ったときには金融機関に相談したいという期待が高まっています。これに応じる形で、デジタルサービスに伴う対人のコンサルティングが重要視されている点も特徴的です。
参考にすべきポイント
今回の業務提携にはいくつかの重要なポイントがあります。まず、デジタルと対面相談の融合が挙げられます。多くの利用者がデジタルサービスを馴染みとしながらも、支援が必要な時には人間のアドバイザーとの相談を望むため、このニーズに応じたサービスの設計が重要です。
次に、「Olive Infinite」の提供する特典やサービスの内容です。このサービスは、最大11万円相当の特典や高いポイント還元率を誇る投信積立サービスといった魅力的な仕様が含まれており、顧客にとって大きな利点となります。また、高度なサービスを受けられるという信頼感が、顧客の選択に影響を与えることが考えられます。
さらに、資産の見える化の機能が挙げられます。これにより、将来的に投資先を選ぶ際に多様な選択肢を持てることが期待されます。表計算やデータ分析の手段を用いることで、法人経営者や経理・財務担当者にとっても有益な情報提供が行われるでしょう。
最後に、今後のスケジュールについても注意が必要です。2025年7月を目途に関連当局の認可を前提とした準備会社の設立が計画されており、2026年春には新サービスが開始される見込みです。これにより、早めに対応を検討することで、顧客のニーズに先駆けて準備を進めることが可能になります。
活用する方法
法人経営者や経理・財務担当者は、新たなサービスをどのように活用できるかを具体的に考える必要があります。まず、社内での資産運用戦略を見直し、日々の運用においてこの新サービスをどのように統合するかを計画することが重要です。具体的には、Oliveの機能を使って、さまざまな金融商品への投資を行うことで、資産運用の効率を向上させることができます。
次に、フレキシブルコンサルティングを利用した対人サポートの有効性を検討します。AIチャットや有人相談を通じて、リアルタイムでの相談や情報提供を受けることで、会社の財務状況を把握しやすくなります。特に規模の小さな法人であれば、専門家によるアドバイスを受けることでリスク管理を強化する手段となるでしょう。
また、Oliveを通じたマネーフォワードとの連携により、自社の業績データや資産状況を可視化することが可能となります。これにより、投資戦略の見直しや、資金フローの管理がより効率的に行えるようになります。具体的なデータ分析を行うことで、適切な資産のポートフォリオを構築し、無駄のない投資を実現できます。
さらに、新サービスの特徴を活かして、従業員への福利厚生の一環として投資信託や資産運用プログラムを導入することも考慮できます。従業員の経済的な安定を図るために、助成を活用することで企業全体の成長も期待できます。
最後に、これらのサービスをいち早く体験し、納得した上で自社の方針に組み込むことが、ビジネスの競争力を高める重要なステップとなります。各社が提携の恩恵を最大限に享受するためには、情報収集と実証をしっかりと行い、積極的に新しいサービスを導入していくことが不可欠です。
総合金融サービスOliveの新たな資産運用サービスの提供に向けたSMBCグループとSBIグループによる業務提携について三井住友カード株式会社2025年6月16日 10時30分0株式会社三井住友フィナンシャルグループ(執行役社長グループCEO:中島 達、以下、「三井住友フィナンシャルグループ」、当社グループを総称して「SMBCグループ」)、株式会社三井住友銀行(頭取CEO:福留 朗裕、以下、「三井住友銀行」)、SMBC日興証券株式会社(取締役社長CEO(代表取締役):吉岡 秀二、以下、「SMBC日興証券」)及び三井住友カード株式会社(代表取締役社長執行役員CEO:大西 幸彦、以下、「三井住友カード」)とSBIホールディングス株式会社(代表取締役会長兼社長:北尾 吉孝、以下、「SBIHD」、当社グループを総称して「SBIグループ」)及び株式会社SBI証券(代表取締役社長:髙村 正人、以下「SBI証券」)は、Oliveの新たな資産運用サービス(以下、「新共同サービス」)を両グループ共同で作り上げる目的で、「個人向け資産運用サービスに関する業務提携契約」(以下、「本業務提携」)を締結いたしました。
また、本業務提携に基づいて、関係当局による認可等を前提に、2025年度内を目途とした事業開始に向けて、新共同サービスの企画・提供を行う準備会社を設立(出資比率三井住友フィナンシャルグループ10%、SMBC日興証券30%、三井住友銀行20%、SBIHD10%、SBI証券30%)する予定です。
なお、本業務提携における各施策については、適用される法令等の範囲内で、かつ、法令等に基づき必要とされる手続がある場合には当該手続が完了した上で実施いたします。
1.本業務提携の背景・経緯
SMBCグループとSBIグループとは、2020年4月に戦略的資本業務提携に関する基本合意を締結して以来
出典 PR TIMES