2025年『住宅ローン』利用実態データ┃加入した団信の特約保障「がんに対する保障」が最多で5割超約2人に1人が加入（オリコン顧客満足度調査） | ローン・ファイナンス

資金調達データ

配信日2025年8月1日 14時00分

ニュースの概要

オリコン株式会社が2025年8月1日に発表した『住宅ローン利用実態データ』によると、調査対象となった4,018人の住宅ローン利用者のうち、「がんに対する保障」が団体信用生命保険（団信）の特約で最も多く、約52.4%が加入していることが明らかになりました。この調査では、契約している住宅ローンの金利タイプが「変動金利タイプ」であると回答した人が80%を超え、借り換えのきっかけとしては「借り換え前の住宅ローンの金利が高かったから」が約8割にのぼりました。また、金利変動への不安も前年より高まっていることが指摘されています。このような実態データから、住宅ローン利用者の傾向や安心感を高めるための要素が示されています。

参考にすべきポイント

金利タイプの選択: 住宅ローン利用者の約80%が「変動金利タイプ」を選んでおり、金利の低さや手続きのしやすさがその理由とされています。今後の金利動向を見越して契約を考える際、この傾向を参考にする必要があります。
団信の特約保障: 約2人に1人が「がんに対する保障」への加入を選んでいることから、リスク管理の重要性が示されています。万が一に備えるため、どのような特約が必要かを見極めることが重要です。
借り換えの理由: 住宅ローンの借り換えを行う理由として「金利の高さ」が主要因となっています。金融市場の変動に伴い、より有利な条件での借り入れを考えることが重要です。また、借り換えを検討する際の情報収集が不可欠です。
ローン返済期間の傾向: 最も多く選ばれた返済期間は「31年～35年」であり、特に新築住宅においては長期返済が顕著です。この流れを踏まえ、返済計画を立てる際には、自社の財務状況や資金計画と照らし合わせる必要があります。

活用する方法

法人経営者や経理・会計・総務・財務担当者は、この調査結果を以下の方法で活用できます。

金融戦略の策定: 現在の住宅ローンの金利タイプや借り換えの状況を把握し、自社の資金調達戦略に生かします。特に、金利動向をトレンドとして把握し、最適なタイミングでの借り換えを計画することが重要です。
リスクマネジメントの向上: 社員が加入している団信の内容を見直し、がんやその他の疾患への保障を強化することで、企業としての福利厚生制度を充実させることが可能です。これにより、社員の安心感を高め、離職率を低下させる効果が期待されます。
社内教育の充実: 住宅ローンに関する知識を深めるための社内セミナーやワークショップを開き、従業員の金融リテラシーを向上させる活動を行います。このような教育は、社員の生活に寄与するだけでなく、企業全体の生産性向上にもつながります。
資金調達の多様化: 住宅ローンの借り換えを考慮する際、銀行やモーゲージバンクなど複数の選択肢を持つことが重要です。特に、金利が上昇する局面では、自らが有利な条件を選べるよう、情報を整理し比較検討を行うことが求められます。
マーケティング戦略の見直し: 住宅ローン利用者の傾向を踏まえ、自社の商品やサービスのマーケティング戦略を見直します。特に、住宅関連事業を行っている企業においては、顧客ニーズに応じた金融商品や引き合いを促進するための施策が有効です。
将来の投資計画: 住宅ローンの調査結果を基に、将来の資金計画や投資計画を見直します。金利や住宅市場の動向を反映させることで、より堅実な財務運営を行うことができるでしょう。

このように、2025年の住宅ローン利用実態データは、法人経営者や経理・財務担当者に多くの示唆を与えており、それを実際の業務に活用することで、より効率的で安定的な経営が期待できます。

2025年『住宅ローン』利用実態データ┃加入した団信の特約保障「がんに対する保障」が最多で5割超約2人に1人が加入（オリコン顧客満足度調査）借り換えのきっかけ「借り換え前の住宅ローンの金利が高かったから」が約8割前回より2.7pt増オリコン株式会社2025年8月1日 14時00分1住宅ローンイメージ画像（AC素材）
オリコン株式会社（本社：東京都港区代表取締役社長：小池恒、略称：オリコン）は、グループ会社である株式会社oricon MEが、実際のサービス利用者を対象に第三者の立場で実施した『住宅ローン』満足度ランキングの2025年調査対象者4,018人に別途聴取し集計した利用実態データを、2025年8月1日（金）14時に発表いたしました。

-調査設問＆TOPICS-
■契約している住宅ローンの金利タイプ
・「変動金利タイプ」が8割で最多に “低い金利で契約できた”など利用者からの声あり
■加入した団信の特約保障
・「がんに対する保障」が最多で5割超約2人に1人が加入
■住宅ローンの借り換えきっかけ
・「借り換え前の住宅ローンの金利が高かったから」が約8割前回から2.7pt増に
利用者の金利変動への不安も前年より上昇傾向に
■ローン返済期間
・「31年～35年」が50.6％で最多
-住宅種類別新築は長期返済が約5～6割と最多、中古は計4割以上が中期返済を選択

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がございます。

■契約している住宅ローンの金利タイプ：「変動金利タイプ」が8割で最多に
実際に住宅ローンを利用している4,018人に、『契約している住宅ローンの金利タイプ（複数回答）』について聴取したところ、「変動金利タイプ」が最も多く、80.0％という結果となりました。
次いで、「当初固定金利タイプ」（8.