資金調達データ
- 配信日2025年9月25日 13時00分
ニュースの概要
三井住友カードは、顧客体験の再設計を掲げた新組織「CEOデザインオフィス」を設立しました。この組織は、執行役員 Head of Designの前川美穂氏が率い、顧客の期待を超える価値を提供することを目指します。金融業界はデジタル化やフィンテックの進展によって変化が急速に進んでおり、従来のサービスのあり方を見直す必要があります。CEOデザインオフィスは、ブランド価値を事業、サービス、お客さま体験、組織文化に浸透させ、顧客の日常に自然に溶け込む体験設計を推進します。その根底には、価値設計を企業戦略に組み込み、顧客のニーズに応じた、意味ある体験を創出するという理念があります。
新商品・新サービスの特徴・売り・競合商品との違い
CEOデザインオフィスの設立にはいくつかの特筆すべき特徴があります。まず、このオフィスは顧客視点からの包括的なサービスや体験の再設計に特化しています。従来の金融サービスは機能や価格での競争が中心でしたが、今後は顧客が実際に感じる体験の質が重要視されます。
CEOデザインオフィスには、以下のような主な特徴があり、それが競合商品との違いを生む要素となります。
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ブランド戦略の一貫性: ブランドの存在意義を深く理解し、デザインとコミュニケーションを通して一貫したブランド体験を提供します。これにより、顧客はどの接点でも同じブランドの価値に触れることができます。
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顧客中心のイノベーション: UXリサーチやインサイト分析を通じて顧客のニーズを把握し、サービス開発の初期段階から顧客の意見を反映させる取り組みを行います。この点では、多くの競合が形式的な改善に終わっている中、三井住友カードは本質的な顧客のニーズを解決することに重点を置いています。
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デザイン品質の優位性: カード券面やアプリ、コミュニケーションツールにおけるデザインの統一性を重視し、ブランドトーンを整備します。これにより、顧客は一貫した品質を体験しやすくなります。
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組織横断的な連携: デザインの視点から各部門をつなぎ、共同作業を促進します。これにより、各部門の目標だけでなく、全体としての顧客体験を最適化することが可能になります。
これらの特徴によって、三井住友カードのオファリングは他の競合とは異なる、より顧客に寄り添ったサービスを提供できるようになります。
新商品・新サービスがおすすめの方
CEOデザインオフィスの設立によって生まれた新たなサービスや体験は、特に以下のような方々におすすめです。
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顧客体験を重視する企業: 自社の顧客体験を再設計したいと考えている企業にとって、三井住友カードのアプローチは非常に参考になります。
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デジタルシフトを進めたい企業: DX(デジタルトランスフォーメーション)を模索している企業にとっても、三井住友カードの取り組みは有益です。特にデザイン思考を取り入れたプロダクト開発は、他の企業にとっても実践しやすい学びになります。
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ブランドを育てたい企業: ブランド戦略の重要性を理解し、マーケットにおけるブランド体験を確立したいと考えているビジネスリーダーにとって、CEOデザインオフィスの示す方向性は非常に有益です。
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競争優位を図りたい企業: 競合との差別化を図るために、顧客にとっての価値を再定義したいと考える企業は、この取り組みからのインスピレーションを得ることができるでしょう。
このように、CEOデザインオフィスが提供する新たな体験やサービスは、さまざまな分野の法人経営者や担当者にとって価値ある情報源となります。
新商品・新サービスの活用方法
三井住友カードのCEOデザインオフィスの取り組みを活用するためには、具体的に以下のような方法があります。
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顧客ニーズの深堀り: CEOデザインオフィスの提供する知見や事例を参考に、自社のお客様の声を集めることから始めます。インタビューやアンケート調査を行い、顧客の本質的なニーズを把握します。
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プロトタイピング: 新しいサービスや体験を創出するために、試験的なプロトタイプを作成し、その反応を観察します。三井住友カードのUXリサーチの手法を模倣し、顧客にフィードバックを求めることが有効です。
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ブランドストーリーの構築: 顧客にとって意味のあるブランドストーリーを構築することが不可欠です。CEOデザインオフィスを通じて得た、ブランド戦略の重要性やトーンの統一感を意識して、新たなコンテンツを作成します。
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社内文化の醸成: デザイン思考を社内に浸透させるためのワークショップを開催し、現場のスタッフが実践的にデザインを活用できるように教育します。これにより、組織全体が顧客体験を重視する文化を形成できます。
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パートナーシップの構築: 他の企業や業界団体との連携を深め、共同で顧客体験を設計するプロジェクトを推進することも効果的です。三井住友カードのアプローチを参考に、共創を意識した取り組みを行うことができます。
以上の方法を通じて、三井住友カードが目指す「選ばれる体験」を自社でも実現することが可能になり、長期的なブランド価値の向上に寄与することでしょう。
決済体験の未来を描く。三井住友カード「CEOデザインオフィス」が始動~価値設計を軸に、経営・事業・お客さま体験を再構築し、長く愛されるブランドへ~三井住友カード株式会社2025年9月25日 13時00分22三井住友カード株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役 社長執行役員 CEO:大西 幸彦、以下「三井住友カード」)は、新組織「CEOデザインオフィス」を設立しました。本組織は執行役員 Head of Design 前川 美穂が率いる、社長直下の横断組織です。生活者視点からサービスや業務、組織構造そのものを再設計することで、意味のある体験を創出し、長く愛されるブランドへと成長することを目指します。
(1)設立の背景と目的
金融業界では、デジタル化やフィンテックの進展、価値観の多様化が加速し、従来のサービスの在り方が見直されつつあります。三井住友カードはこれまで、個人向け総合金融サービス「Olive」や、ナンバーレス仕様の「三井住友カード(NL)」、次世代決済プラットフォーム「stera」などを通じ、先進的なサービスを提供してまいりました。今後は「サービス」ではなく、「選ばれる体験」そのものを中心に据え、お客さまの期待を超える価値提供を実現していく必要があります。これは、単なる機能や価格競争ではなく、顧客が感じる価値や満足度が、競争力を左右する時代に突入しているためです。そのためには、表層的な改善にとどまらず、「誰の、どのような課題を、どう解決するか」という本質的な問いを出発点とし、体験全体を再設計する視点が求められます。
こうした変化の中で、三井住友カードは「デザインの力で、決済体験の未来をつくる」という理念を掲げ、価値設計を企業戦略の中核に据えることで、経営・事業・お客さま体験を統合しながら、共感と成果を両立する体験を継続的に生み出す組織づくりに取り組んでいます。
出典 PR TIMES