資金調達データ
- 配信日2025年9月1日 12時00分
ニュースの概要
株式会社クレディセゾンは、「CSDX戦略」に基づき、全社員3,700人を対象にAI利用を促進する新たな「CSAX戦略」を発表しました。この戦略の目的は、2027年度末までに累計300万時間の業務削減を実現することです。これを達成するために、OpenAIの企業向け生成AIサービス「ChatGPT Enterprise」を全社員に導入し、AIを利用した業務の再設計を進めていきます。特に、AIフレンドリーな文書やシステム設計、業務の効率化を推進し、2028年春にはAIコールセンターを実現することを目指しています。クレディセゾンは、これにより業務の質を向上させ、顧客への提供価値を一層高めることを狙っています。
新商品・新サービスの特徴・売り・競合商品との違い
CSAX戦略の中心となる「ChatGPT Enterprise」は、業務の効率化を図るための強力なツールとして位置づけられています。このサービスは、全社員が利用できるように整備され、AIを日常的に活用する文化を築くことが目標です。具体的な特徴としては、次の点が挙げられます。
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全社員利用可能: クレディセゾンは、AIを使うことを普通の業務の一部とするため、すべての職種と階層でAIを活用できる環境を提供します。これにより、専門的な知識がなくても業務改善に取り組むことが可能になります。
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業務削減効果: ChatGPT Enterpriseをパイロット導入した結果、参加者一人あたり年間170時間の業務削減が見込まれています。これにより、業務の効率が大幅に向上し、社員はより価値の高い業務に集中できます。
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業務の根本的な再設計: ただの自動化ではなく、AIがあることを前提に業務全体を見直すことで、人間が本来行うべきことに専念できる設計を推進します。この取り組みは、顧客満足度向上にも直接寄与します。
競合商品との差別化ポイントは、クレディセゾンがAIの導入にみられる「全社的な整備」や「文化の変革」に特に焦点を当てている点です。他の企業がAIを導入した際にシステムやプロセスを部分的に更新するのに対し、クレディセゾンは組織全体を巻き込んだ変革を進めているため、より効果的な利用が期待できます。
新商品・新サービスがおすすめの方
CSAX戦略およびChatGPT Enterpriseは、特に以下のような方々におすすめです。
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業務効率化を目指す企業: 自社の業務フローを改善したい企業や、従業員の業務負担を軽減したいと考える経営者にとって、ChatGPT Enterpriseは有効な選択肢です。
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AI導入に興味がある企業: AI技術に興味があるが、導入のハードルを感じている企業においても、クレディセゾンのCFAX戦略を参考にすることでスムーズに導入が進むでしょう。
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顧客サービス向上を狙う企業: 特にコールセンター業務など、顧客対応を強化したい企業にとって、AIコールセンターの実現は魅力的な選択肢となります。
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全社員にDXを実践させたい企業: デジタルリテラシーの向上を目指す企業において、「全社員によるDX」がテーマのこの取り組みは、ビジネスモデルの進化を促進します。
新商品・新サービスの活用方法
ChatGPT Enterpriseを効果的に活用する方法は多岐にわたります。
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業務改善プロセスへの統合: 業務フローにAIを取り入れ、繰り返し発生するタスクの自動化や、データ分析による意思決定支援など、具体的なプロセスに統合していくことが重要です。
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社内教育プログラムの実施: AIの活用に関する社内教育を実施し、全社員が積極的にAIツールを使用できるように徹底することが求められます。これにより、自立的に学習し、ツールを最大限に活用できる人材を育成します。
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顧客対応の強化: 完成度の高いAIコールセンターを目指し、顧客対応業務にAIを活用することができます。これにより、オペレーターはより高度な顧客体験を提供できるようになるでしょう。
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プロンプト活用とカスタムGPT開発: 社内にCSAXリーダーを任命し、プロンプトの有効活用やカスタムGPTの開発を進めることで、社員間での情報共有やノウハウ蓄積を促進します。
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データ管理の整備: AIを利用して、データの一元管理や関連情報のメタデータ付与を行い、AIが正確に情報を把握・応答できる体制を確立することも重要です。
以上のように、クレディセゾンの新たな取り組みは、効率化だけでなく、質の高い顧客体験の提供へとつながる大きな可能性を秘めています。特に、企業文化の変革が伴うこの戦略は、今後の成長に向けた重要な要素となるでしょう。
300万時間の業務削減へ クレディセゾン、全社員のAIワーカー化を目指し「CSAX戦略」を始動。ChatGPT Enterpriseを3,700人に導入、2028年春のAIコールセンター実現へ株式会社クレディセゾン2025年9月1日 12時00分1株式会社クレディセゾン(本社:東京都豊島区、代表取締役(兼)社長執行役員COO:水野 克己、以下:当社)は、デジタル技術の活用によるビジネス変革・転換に取り組み、デジタル時代を先導する企業を目指して「CSDX戦略(Credit Saison Digital Transformation)」を2021年より推進してまいりました。
このたび当社は、CSDX戦略の新たなフェーズとして、全社員3,700人を対象にAI活用を当たり前とする文化を築き上げ、2027年度末までに累計300万時間の業務削減を目指す「CSAX戦略(Credit Saison AI Transformation)」を始動いたしました。
本戦略では、業務の再設計・AIガバナンスの強化に加え、AIにも読みやすい文書・API設計の徹底などを通じて、組織全体の“AIネイティブ化”を推進してまいります。
CSAX戦略の取り組みの第一弾として、OpenAI, Inc.(以下OpenAI)が提供する企業向け生成AIサービス「ChatGPT Enterprise」を全社員に導入いたします。これまでのCSDX戦略における取り組み
2019年より内製開発を開始し、スマートフォン向けアプリなどのフロントエンド系システムに加えて、内製開発の対象領域を順次拡大してまいりました。現在では、基幹系システムを含む内製開発を推進しております。
2021年からは「全社DX」を掲げ、CSDX戦略を発表するとともに、情報システム部門と内製開発を担うデジタル部門を統合、CSDX推進部として体制を強化し互い
出典 PR TIMES