資金調達データ
- 配信日2025年5月23日 15時10分
ニュースの概要
日本セーフティー株式会社が、AI技術を活用し、申込審査における高精度な予測モデルを内製し、2025年4月から運用を開始しました。この取り組みは、顧客満足度を高めるためのデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環であり、リスクコントロールや審査プロセスの効率化が期待されています。具体的には、過去470万件の申込データを学習させることで、リスク審査の精度が向上し、特定のセグメントでの承認率が最大2%向上、審査時間は0.00001秒に短縮される見込みです。これにより、単年で約7億円の限界利益増加を見込んでいます。
新商品・新サービスの特徴・売り・競合商品との違い
日本セーフティーが導入したAIを活用した申込審査モデルの特徴は、その高精度な予測能力にあります。このモデルは、データの蓄積量が豊富で、過去の申込データを積極的に活用することで、通常の手法では達成できないような精度を実現しています。従来の審査プロセスは膨大な時間を要し、人的要因によるバラツキも生じることがありましたが、今回のAI導入によってその課題が解決され、スピードが格段に向上することが期待されます。
競合他社もAIを活用した審査を行っている場合がありますが、日本セーフティーの利点は、特に自社データの蓄積量と、それをもとにした独自の予測モデルにあります。また、DataRobot社のSaaSを活用することにより、AI導入にかかる期間や労力を最小限に抑え、高精度のモデルを迅速に構築できた点も大きな差別化要因です。
また、日本セーフティーは審査モデルを今後営業活動や債権回収業務、人材の採用・育成など多岐にわたって活用する計画をしています。このような幅広い応用可能性は、競合に対して優位性を持つ要因となります。
新商品・新サービスがおすすめの方
この新しいAIを活用した申込審査モデルは、特に不動産業界や賃貸住宅を扱う事業者におすすめです。具体的には以下のような企業や担当者にとってメリットがあります。
- 家賃保証サービスを提供している企業
- 不動産業界で新規顧客を獲得するために審査精度を高めたい企業
- 審査プロセスを効率化して、顧客への対応を迅速にしたい企業
- コストを抑えつつ、より多くの顧客にサービスを提供する必要がある企業
特に、より多くの入居者に家賃保証を利用してもらいたい企業は、承認率向上によるビジネスの拡大が期待でき、また審査時間の劇的な短縮によりサービスへの満足度が向上することから、このAIモデルの導入は非常に有益です。
新商品・新サービスの活用方法
日本セーフティーのAIを活用した申込審査モデルは、さまざまな方法で活用が可能です。以下に具体的な活用方法を示します。
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迅速な入居審査: AIによる高速処理により、申込審査のスピードが飛躍的に向上します。これにより、入居希望者への迅速な返答が可能になり、顧客満足度の向上が期待できます。
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データ活用の促進: 470万件の過去データを活用することで、より精度の高いリスク評価が実施できるため、再現性のある審査が可能となります。これにより、過去のトレンドを分析し、新たなビジネス戦略を立てる材料となります。
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顧客セグメントへのターゲティング: 高精度なリスクコントロールが可能になったことで、特定のセグメントにおいてリスクが低いとされる顧客へのオファーを強化することが可能です。
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全社的な業務展開: AI導入によって得られた知見やデータは、営業活動や債権回収業務、人材の採用・育成においても活用可能です。これにより、企業全体の効率化と顧客満足度の向上が図れます。
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継続的な改善とモニタリング: AIモデルは導入後も学習を続けるため、新しいデータが追加される度に精度が向上します。これにより、長期的に見れば審査能力が進化し続けることが期待されます。
以上のように、日本セーフティーのAIを利用した申込審査モデルは、さまざまなビジネスシーンでの効率化と精度向上を実現できる理想的なツールとなります。ユーザーが求めるスピード、精度、コスト削減のニーズに応えることで、より良いサービスを提供し続けることができるでしょう。
AIを活用して審査モデルを内製、申込審査の精度向上~DXを加速し、顧客満足度の向上を目指す~日本セーフティー株式会社2025年5月23日 15時10分4 NSグループ株式会社(代表取締役社長:大塚 孝之、本社:大阪府大阪市)において、家賃保証事業を展開する日本セーフティー株式会社(以下「当社」)はAI技術を活用し、申込審査における高精度な予測モデルを内製、2025年4月より運用開始したことをお知らせいたします。
■当社グループにおけるDXの取り組み
当社グループでは、顧客満足度の向上を目的に、全社横断的に様々なサービスや業務のDX化に
取り組んでおります。これまで、不動産会社様向けに、業務のデジタル化を支援するWEBシステムを
提供、保証申込や少額短期保険の申込データ自動連携、契約手続きの電子化、マーケティング分野でのデータ利活用、LINE公式アカウントを活用した通知メッセージの自動配信などを実施し、利便性向上を進めてまいりました。
今回、DX化の更なる推進の一環として、申込審査業務にAIを導入いたしました。■本取り組みの背景と成果
当社では、より多くのご入居者様に家賃保証をご利用いただくため、審査モデルの更なる精度向上と審査プロセスの効率化を課題としておりました。
当社の基幹システムには、これまでご契約いただいた約470万件の申込データがAIで学習できる形で蓄積されており、今回、先進のAI技術と組み合わせた事で、豊富なデータに裏打ちされた当社独自の
高精度な申込審査向け予測モデルを内製する事に成功いたしました。なお、今回のAIの構築に際しては、DataRobot社のSaaSを活用しております。
予測モデルの高精度化により、居住用・事業用保証を含めた広範囲なセグメントで
リスクコントロールが可能となり、特定セグメントにおいて承認率が最大2%増加いたしました。
出典 PR TIMES