資金調達データ
- 配信日2025年9月1日 10時00分
ニュースの概要
オリエントコーポレーション(オリコ)は、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(Visa)との協業を発表しました。目標はB2B(企業間)領域でのクレジットカード決済の拡大です。現在、個人消費におけるキャッシュレス決済の比率が42.8%であるのに対し、事業者間決済ではわずか1%程度とされています。この背景には、買い手企業のキャッシュレス決済ニーズが急増している一方で、売り手企業がカード決済を導入していないことが挙げられます。オリコは、2023年4月にサプライヤーがカード加盟店でなくても利用できる請求書カード払いサービス「Orico Business payment for SME(OBS)」をリリースし、事業者間決済のキャッシュレス化を推進しています。Visaとの協業により、オリコはさらなるカード決済導入を促進し、サプライヤー企業を支援することを目指しています。
新商品・新サービスの特徴・売り・競合商品との違い
オリコとVisaの協業により提供される新サービスは、主に二つの特徴を持っています。一つは、カード決済を導入していないサプライヤーがこの決済システムを利用できる点です。具体的には「Orico Payment Plus」という決済システムが提供され、これによりB2B市場でのキャッシュレス化が一層進むことが期待されます。さらに、特定のプランでは初期費用および月額利用料が無償となるキャンペーンが実施され、導入のハードルを下げています。
競合商品としては、他のクレジットカード会社や決済システムが存在しますが、オリコのサービスは、特に中小企業をターゲットにしている点が強みです。多くの競合は大企業向けの高コストなサービスを提供しているため、オリコのように低コストで導入しやすいサービスは、特に中小企業にとって魅力的です。
新商品・新サービスがおすすめの方
この新商品は、主に中小企業の経営者や経理、会計、総務、財務担当者におすすめです。特に以下のような企業に向いています:
- キャッシュレス決済の導入を検討しているが、コストが気になる企業。
- 請求書払いを主に行っている企業。
- 他の決済手段に頼っていて、新たな決済方法の導入に消極的だった企業。
- 取引先との関係性を強化したいと考えている企業。
これらの企業は、オリコのサービスを利用することで、キャッシュフローの改善や取引先との決済条件の交渉において優位に立つことができるでしょう。
新商品・新サービスの活用方法
オリコの新しいサービスを活用する方法は多岐にわたります。具体的には以下のような活用シーンが考えられます:
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請求書の簡素化:請求書カード払いサービス(BPSP)を利用することで、支払い手続きが簡素化されます。これにより、手続きにかかる時間を短縮し、経理部門の労力を軽減できます。
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キャッシュフローの改善:カード決済を導入することで、支払いのタイミングを柔軟に管理できるため、キャッシュフローを改善することが可能です。特に、売上の入金サイクルを短縮することにより、資金繰りが円滑になるでしょう。
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売上向上の施策:サプライヤーとなる企業がこのサービスを利用することで、顧客に対する決済選択肢を増やせます。この結果、顧客満足度が向上し、リピーターを増やすことが期待されます。
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新規取引先の開拓:競争が激しい市場において、新たな決済手段を提供することで、他社との差別化を図り、新しい取引先の開拓につながります。
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ビジネスの効率性向上:サプライヤーがカード決済を導入することにより、業務の効率化が進み、取引先との関係性も構築しやすくなります。特に新たに関わるビジネスパートナーとのスムーズな取引を実現できるため、ビジネスの拡大にも寄与するでしょう。
以上のように、オリコとVisaの協業により提供されるサービスは、特に中小企業にとって非常に魅力的な選択肢で、経営や業務効率の向上に貢献することが期待されます。各企業は自身のニーズに応じてこのサービスを活用し、新たなビジネスの可能性を広げることができるでしょう。
オリコ、Visaと事業者間決済におけるクレジットカード決済拡大に向けた協業を開始オリコ2025年9月1日 10時00分0 株式会社オリエントコーポレーション(東京都千代田区、代表取締役社長:梅宮 真、以下「オリコ」)は、ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社(東京都千代田区、以下「Visa」)とB2B領域におけるクレジットカード決済拡大に向けた協業を開始したことをお知らせいたします。
2024年度の個人消費におけるキャッシュレス決済比率は42.8%に対し、事業者間決済におけるキャッシュレス決済比率は1%程度といわれています。要因として、買い手企業(以下、「バイヤー」)のキャッシュレス決済ニーズが高まっている一方で、売り手企業(以下、「サプライヤー」)がカード決済を導入していないことがあげられます。
オリコは、2023年4月にサプライヤーがカード加盟店ではなくても、バイヤーがカード決済できる請求書カード払いサービス(以下、「BPSP」)「Orico Business payment for SME(OBS)」をリリースするなど、事業者間決済市場のキャッシュレス化を促進する取り組みを行っております。また、アクワイアラーとしてもBPSP事業者と提携を行い、多様な手段でのキャッシュレス化を図っております。
今回、国際ブランドであるVisaとオリコが協業することで、B2B市場におけるサプライヤーへのカード決済の導入促進をするとともに、キャッシュレス決済導入加盟店の拡大を図ってまいります。オリコがアクワイアラーとして事業者間決済におけるカード加盟店の新規開拓を行い、Visaはマーケティングの総合支援を実施します。
このたびのVisaとの協業により、オリコでは、サプライヤーへカード決済の導入を促進するため、自社の決済システム
出典 PR TIMES