JCBとAdyen、決済のセキュリティ強化のため「COFトークナイゼーション」の提供を開始

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  • 配信日2025年5月13日 11時00分

ニュースの概要

株式会社ジェーシービー(以下:JCB)とAdyenは、オンライン加盟店向けに新しい決済セキュリティ強化サービス「COFトークナイゼーション」を提供開始することを発表しました。この新サービスは、JCBカードの会員が持つカード情報をトークン化するもので、具体的にはカード番号や有効期限を安全な数字に置き換えることにより、情報漏洩のリスクを削減し、安心して取引を行える環境を提供します。キャッシュレス決済の普及やオンライン取引の増加に伴い、クレジットカードの不正利用が顕在化する中、COFトークンを使った安全性向上が期待されています。また、Adyenでは日本国内で初めてこのサービスの導入を行い、JCBカード会員や加盟店がよりスムーズに決済を行えるようにすることが狙いです。

新商品・新サービスの特徴・売り・競合商品との違い

JCBの「COFトークナイゼーション」は、具体的に以下の特徴を持っています。

  1. トークン化技術の実装: COFトークンは、カード会員の同意を得た上で、決済情報を匿名化されたペイメントトークンに置き換えます。これにより、加盟店が機密性の高いカード番号を保管する必要がなくなり、情報漏洩時のリスクが大幅に低減されます。

  2. 最新情報の保持: COFトークンは常に最新のカード情報にリンクされています。このため、カード会員は加盟店への決済情報の更新を行う手間が省け、支払いがよりスムーズに行えます。

  3. 承認率の向上: トークン化による安全性の向上により、決済の承認率を上げることができ、加盟店にとっての利便性が大きく向上します。

これらの特徴により、他の決済サービスとは一線を画したアプローチで、不正利用防止と利便性の向上を同時に実現します。現在、競合の中には同様のトークナイゼーション技術を採用している業者も存在しますが、JCBとAdyenの協業により、特に日本市場での強固な信頼性とサポート体制が大きな売りとなるでしょう。

新商品・新サービスがおすすめの方

「COFトークナイゼーション」は、以下のような方々に特におすすめです。

  • オンラインショップを運営する企業: 日々多くの決済情報を取り扱うオンラインショップにとって、不正利用のリスクを抑えつつ業務をスムーズに行える環境は不可欠です。

  • セキュリティ強化を重視する経営者: 顧客の信頼を得るためにはセキュリティが重要ですが、そのために多大なコストをかけられない企業にとっても、このサービスは経済的です。

  • Eコマース企業の経理・財務担当者: カード情報の管理や決済承認率に課題を持つ担当者にとって、トークン化により安心して業務を遂行できます。

  • 国際展開を目指す企業: Adyenはグローバルに展開している決済プラットフォームであり、海外展開を考えている企業にとっても大きな助けになります。

新商品・新サービスの活用方法

「COFトークナイゼーション」を利用することで、企業はさまざまな利点を享受できるでしょう。具体的な活用方法は以下の通りです。

  1. 迅速な決済フローの構築: COFトークンにより、カード情報の更新や再入力が不要となるため、顧客がスムーズに決済を行えるようになります。これにより、カート放棄率の低減が期待できます。

  2. 不正利用の防止策として導入: サービスを利用することで、情報漏洩や不正な取引のリスクを低減させ、顧客に安全なショッピング環境を提供可能です。

  3. サポート体制の活用: JCBとAdyenの強固なパートナーシップにより、技術的なサポートやカスタマーサービスが受けられます。新しいサービスに移行する際の不安を軽減できます。

  4. 実績データを活用したマーケティング戦略の構築: 過去の取引データを基にしたセグメンテーションやリターゲティングが容易になるため、効果的なマーケティング戦略を組み立てることができます。

  5. フィードバックを活かしたサービス改善: 顧客からのフィードバックを活かして、トークン化サービスをさらに活用した新しいプロダクトやサービスの開発を進めることも可能です。

以上のように、JCBとAdyenが提供する「COFトークナイゼーション」は、オンライン決済におけるセキュリティの強化と顧客体験の向上を同時に実現できる強力なサービスであり、特にオンラインビジネスを展開する企業にとっては、重要な選択肢となるのは間違いありません。

JCBとAdyen、決済のセキュリティ強化のため「COFトークナイゼーション」の提供を開始クレジットカード番号のトークン化で不正利用被害を防止し、承認率向上にも寄与Adyen Japan株式会社2025年5月13日 11時00分1株式会社ジェーシービー (本社:東京都港区、代表取締役兼執行役員社長:二重 孝好、以下:JCB)、と、多くの大手企業に選ばれる決済プラットフォームを提供するAdyen(本社:オランダ・アムステルダム、共同最高経営責任者:Pieter van der Does、Ingo Uytdehaage、日本法人:東京都渋谷区、代表取締役:アダム・ジョルダン・ブラウンステイン、ボーチョ・ハヤシ)は、オンライン加盟店向けに「JCB COFトークン(以下:COFトークン)」の提供を開始します。JCBのCOFトークンの導入は国内外を通じてAdyenが初となります。COFトークンの導入によりオンライン決済でのセキュリティがさらに向上し、JCBカード会員様と加盟店様が今まで以上に安全・安心にJCBカードをご利用いただけるようになります。

近年、キャッシュレス決済の普及やオンライン取引の増加に伴い、クレジットカードの不正利用が増加傾向にあります。特に不正利用被害額のうちカード番号盗用によるものが9割以上(*)を占めており、番号盗用の抑止が重要な課題となっております。
*出典:一般社団法人日本クレジット協会 , 「クレジットカード不正利用被害の発生状況」
https://www.j-credit.or.jp/information/statistics/download/toukei_03_g.pdf

COF(Card-On-File)とは、カード会員様の同意を得たうえで加盟店様が保管するカード番号や有効期限等の決済情報を指します。COFトークンとは決済情報として加盟店

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出典 PR TIMES

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