組込型金融のGeNiE、ガレージバンクと業務提携 ― モノ資産の管理・活用アプリ「cashari」にて貸付サービス提供開始 ―

ニュースの概要

GeNiE株式会社は、ガレージバンク株式会社との業務提携を発表し、モノ資産の管理・活用アプリである「cashari」に対して新たな貸付サービス「cashariマネー」を導入することを明らかにしました。このサービスは、ユーザーが持つモノ資産を通じた資金調達を可能にするもので、1,000円からの借入が可能で、審査が最短15分で完了するという便利さを備えています。GeNiEは、エンベデッド・ファイナンスを推進する子会社であり、金融サービスを事業会社のサービスに組み込むことで、迅速な資金調達を実現します。

この提携は、GeNiEとガレージバンクの共通のミッションに基づいており、他の金融サービスとは一線を画す新たな選択肢をユーザーに提供します。具体的には、「cashari」はモノの価値を短時間で確認・資金化できるアプリであり、これに「cashariマネー」機能が加わることで、資金ニーズに応じた柔軟な金融サービスを実現します。ビジネスの変化が激しい現代において、資金調達のスピードや簡便さは非常に重要であり、このサービスはそのニーズに応えるものです。

参考にすべきポイント

このプレスリリースから法人経営者や経理・会計・総務・財務担当者が参考にすべきポイントはいくつかあります。まず、エンベデッド・ファイナンスの概念が確実にビジネスモデルに変化をもたらすという点です。今後、多くの企業が自社のサービスに金融サービスを組み込むことで、顧客体験を向上させられる可能性があります。特に、モノ資産の価値を瞬時に把握し、それを資金化することができるサービスは、資金の流動性を高め、実質的なビジネスの拡大に寄与するでしょう。

次に、子会社や提携先との協力によって新しいサービスを短期間で導入できるという点も注目に値します。GeNiEの「マネーのランプ」は、最短2か月で金融機能を事業に取り入れることができ、初期投資が非常に少ないというその特性は、特に中小企業にとって大きなメリットとなります。

最後に、モノ資産の有効活用に向けた新たなアプローチも示されています。企業が所有するアイテムや設備をただ保有するのではなく、その価値を適切に評価し、必要に応じて資金化することで、キャッシュフローの改善や資金運用の効率化を図ることが可能になります。

活用する方法

「cashariマネー」のようなサービスを活用する際に、法人経営者や財務担当者が実際にどのように行動すれば良いのかについて考えてみましょう。

まずは、自社のモノ資産をきちんと把握することが重要です。会社が保有する資産のうち、売却または資金化できるアイテムをリストアップします。これにより、どの程度の資金を迅速に調達できるのかが明確になります。特に、使用頻度が低いが価値が残る機器や設備を見直し、その資金を活用する手段が「cashari」を通じて提供されます。

次に、実際に「cashariマネー」を利用してみることをお勧めします。1,000円から借入が可能であり、手続きも非常に簡単です。経理部門としては、キャッシュフローが逼迫する局面において迅速に資金を調達できる手段として、この機能を活用することができるでしょう。具体的には、新たな投資機会を探るための資金や、急な支出に対する対応策としての活用が考えられます。

さらに、ガレージバンクとGeNiEとの提携を通じて、企業が自社サービスに金融機能を組み込むことも一つの戦略です。例えば、既存のオンラインストアや顧客サービスに、「マネーのランプ」を導入することで、顧客にとっても利便性の高い選択肢を提供できます。これにより、顧客体験を向上させるだけでなく、企業自身の収益性も改善される可能性があります。

加えて、経理・財務部門は、モノ資産の適切な評価とその資金化に向けた社内ルールの整備に取り組むべきです。信頼できる評価基準を設けることにより、モノ資産を活用した資金調達の効率を高めることができます。また、これにより、経理業務の中で不必要な資産を抱えるリスクを低減し、労働生産性の向上にも貢献できます。

最後に、顧客ニーズの変化に敏感になることも的重要です。常に市場トレンドや顧客の嗜好を把握し、適応することで、このような新サービスを最大限に活用していくことが求められます。顧客から得られるフィードバックをもとに、サービス内容や資金調達方法を見直し、より良いサービス提供に努める姿勢が、今後の経営戦略においても重要なポイントとなります。

組込型金融のGeNiE、ガレージバンクと業務提携 ― モノ資産の管理・活用アプリ「cashari」にて貸付サービス提供開始 ―GeNiE株式会社2024年12月17日 11時00分154GeNiE株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：齊藤雄一郎、以下「GeNiE」）は、ガレージバンク株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：山本義仁、以下「ガレージバンク」）との業務提携を開始し、GeNiEが提供するレンディング（貸付）機能に特化した組込型金融サービス「マネーのランプ」が、ガレージバンクが提供するモノ資産の管理・活用アプリ「cashari（カシャリ）」に導入されたことをお知らせします。
また、これに伴い、2024年12月17日（火）より「cashari」にて、貸付サービス「cashariマネー」の提供を開始いたします。

GeNiEは、レンディング（貸付）領域におけるエンベデッド・ファイナンスを推進するべく設立された、消費者金融のリーディングカンパニーであるアコム株式会社の子会社です。エンベデッド・ファイナンスとは「事業会社が、自社のサービスに金融サービスを組み込んで提供する」ことを指します。GeNiEは、2024年6月より、Webやアプリを通じてサービスを提供する事業会社が既存事業にレンディング機能をプラスするための組込型金融サービス「マネーのランプ」を提供しています。

ガレージバンクは、資金不足による機会損失を無くし、誰もがチャレンジできる世界を実現するべく、モノ資産の管理・活用アプリ「cashari（カシャリ）」を展開しています。この度、ガレージバンクが掲げるミッション「”できる”で溢れる 世界をつくる」の実現に向けて、「マネーのランプ」を導入いただきました。

「マネーのランプ」は、GeNiEのレンディング機能を、提携先が展開するサービスに組み込んで提供する金